ふりかけ製造で知られる食品メーカーの三島食品が、
福山市沖に浮かぶ走島にアオノリの陸上養殖施設を建設。
竣工式が行われました。
完成したばかりの養殖施設では、約4か月かけて
スジアオノリの胞子の培養からすこしずつ大きなタンクに移し替え、
出荷できるサイズに育てていくそうです。
スジアオノリは香りがよいのが特徴ですが、
地球温暖化による海水温の上昇などの影響で、ここ数年で収穫量が激減。
アオノリは大切な食文化のひとつ。
市場や食卓からアオノリが消えてしまわないよう、
三島食品では海水温の影響を受けない陸上養殖施設を
3億5000万円かけて進めてきたそうです。
養殖施設の本格稼働は来月からで、
来年度は年間10トンの生産を見込んでいるということです。