レポート
2021.08.24

瀬戸内海の“シンボル” スナメリ🐬が増えてる?? 広島湾の環境改善なの?👀

美しい瀬戸内海のシンボル、日頃お目にかかれない『あの』海の生き物が、

広島・江田島周辺の海で目撃されてるそう!います。

先日江田島市の港で撮影された映像(の画像)です。📷

ゆうゆうと泳ぐ白い生き物は、体長およそ2メートルほどのスナメリなんです。

映像を撮影したのは近くに住む下田暁仁さんです。
 「ぼくはここに座る格好で、こうサビキ(仕掛けの釣りざお)を持っていたら、この真下からスナメリがばっと出てきて、そのまま左へずっと行って。」(下田さん)
 

直前まで少し離れたところにいたスナメリは突然、目の前に現れたそうです。

 「そのあと、スナメリの上をサバがずっと泳いでいて、追いかけているのが、真上からずっと見えて、ずっと。これは、1枚撮っておこうとスマホを準備して、撮ったんですけど。」(下田さん)
 長年、この場所で釣りを楽しんでいる下田さんですが、スナメリを見るようになったのは最近のことだそうです。🎣

 「3年ぐらい前ですかね。この時期と、だいたい秋口によく出ていまして。」(下田さん)

Q.ふだんもいるんですか?
 「小魚がいるときは、どうもいるみたいですね。居ついてるような感じです。大黒神島とか、ぐるぐる回っているような感じです。」(下田さん)

 イルカの仲間で哺乳類のスナメリ。県の発行する「レッドデータブックひろしま」では、絶滅の危機にひんしている種に指定されています。

 「このあいだは1匹だったんですけど、こどもの日にまた、別の動画を撮っているんですけど、5~6匹の群れだったですね。」
 「単体というのは、このあいだが初めてですね。だいたい群れで来ますね。」(下田さん)

 今では貴重な存在となったスナメリ。なぜ、この場所に現れるようになったのでしょうか?

 江田島市の海洋生物を調査研究している「さとうみ科学館」の西原直久館長によると、これまで江田島周辺にほとんどいなかったスナメリが、最近、島の南西沖で目撃される機会が増えていて、新たな生息地になっている可能性があるそうです。☺

 スナメリは、瀬戸内海の食物連鎖の頂点にいる生き物で、海の豊かさを象徴する生き物。西原館長は、「江田島周辺を含む広島湾の環境が改善していると考えることができる」と話しています。

スナメリを含めて、全ての海の生き物が住みやすい瀬戸内海を目指いしたいですね!!✨✨

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