レポート
2018.09.06

海の恵み“塩”で栄えた竹原

古くから瀬戸内の交通の要衝として発展し、
「安芸の小京都」と呼ばれる竹原市。
江戸時代は製塩業で栄えたことをご存じでしょうか?

1650年頃、赤穂から製塩技術が伝わり塩づくりで栄えた竹原。
塩専売法により310年続いた塩づくりは廃止されましたが、
昔ながらの竹原の塩を伝えていきたいと
NPO法人ネットワーク竹原が塩づくりに取り組んでいます。

江戸時代後期から使われている
竹原の製塩技術が「枝条架(しじょうか)」。

海水を組み上げて木の枝にポタポタと落とします。

海水を3日程度循環させ、
太陽と風の力で塩分濃度を上げていく昔ながらの方法です。

海水の塩分濃度が18~20%になったら煮詰めて、
絞ってにがりを取り出すとようやく完成。

海がきれいだからこそおいしい塩が生まれ、町を元気づける。
まさに竹原が誇る自慢の逸品です。

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