JR西日本宮島フェリーは、
10月1日からおとなの普通運賃で20円の値上げを中国運輸局に届け出ることを明らかにしました。
JR宮島フェリーは、宮島口と宮島をおよそ10分で結んでいて、
コロナ禍前には年間230万人あまりが島へ渡るために利用しています。
運航会社によりますと、
ことし10月からおとな片道180円の運賃を200円に値上げすることを中国運輸局に届け出ることにしました。
消費税導入や税率アップに伴うものを除くと、運賃の改定はおよそ40年ぶりだということです。
宮島では、10月から訪問税の徴収も始まります。
島へ渡る際の運賃に上乗せされる訪問税100円を合わせると、往復の運賃は500円ということになります。
JR西日本宮島フェリーは、
「燃料の高騰や船員の働き方の変化などを踏まえると、
このままでは安全で快適な運航を継続することは困難で、
抜本的な経営改善策が必要と判断した」と理解を求めています。
一方、同じ航路を運航をしている宮島松大汽船は、
「現在、決まっていることはない」としています。