地域に根付く文化や伝統のストーリーをもとに
文化庁が認定する「日本遺産」に竹原市が追加認定されました。
キーワードは「北前船」です。
今回、竹原市が6つの市と町と一緒に
日本遺産に追加認定されたテーマは「北前船寄港地・船主集落」です。
江戸時代に塩作りが盛んだった竹原市は
立ち寄った北前船が塩を積んでは北海道などに運んだ歴史があります。
その証として
▽塩の売買で繁栄した街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区
▽北前船の船乗りも泊まったという1691年に建てられた塩問屋の邸宅
▽港を照らした常夜灯
▽取り引きに関する当時の帳簿類や絵図の5つの文化財を文化庁に申請して認定を受けました。
去年の西日本豪雨ではこの保存地区でも一部の住宅で
床下浸水の被害が出たり交通網の寸断などで観光客が減少したりしました。
地元では日本遺産の認定が観光への追い風になることを期待しています。
竹原市では認定を記念して
来月19日に祝賀式典と講演会を開くことにしています。