“福山市鞆の浦の初夏を告げる「観光鯛網」。約380年の伝統を誇る「鯛しばり網漁法」(福山市無形民俗文化財)を観覧できるイベントです。
色・形・味が良いことで知られる鞆の浦の桜鯛。
観光鯛網は、産卵場所を求めて瀬戸内海に入った鯛を、「鯛しばり網漁」により船団で追い込む漁の様子を、観光船上から見学できる迫力満点のイベント! その場で鯛を購入することもできます。
まずは樽太鼓と大漁節が浜に響き渡るなか、乙姫の大漁祈願の舞から始まります。いよいよ仙酔島から五色の吹流し、大漁ののぼりを打ち立てた船団が出漁。
漁師たちは巨大な網を海中におろし、円を描くように網を広げていきます。
左右に分かれた船が距離を縮めて、網をしばりあげて鯛を囲い込むと最高潮へ。「エット、エットー、ヨーイヤサンジャー」という漁師たちの威勢のいい掛け声とともに網が引き上げられていきます。並走する船上から見学している観光客もまさに手に汗握り待ち望む瞬間! たぐりよせた網の中に多くの鯛がピチピチはね踊り・・・。周囲から歓声が上がります。
ここからは販売タイム。観光客も親船に乗り移って新鮮な鯛を買うことができます。
観光鯛網は毎年5月に20日間前後にわたって行われます。潮風にふかれながら、勇壮華麗な漁を間近にしてみませんか。
鞆の浦観光鯛網
福山市鞆町
料金は高校生以上2800円(前売りや団体料金もあり)
問い合わせ
084-926-2649(福山観光コンベンション協会)
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