アフリカ・ソマリア沖で海賊対策にあたるため、海上自衛隊の護衛艦が1日、現地に向け出港しました。
派遣されたのは海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「さざなみ」です。
「さざなみ」には司法手続が担当の海上保安官8人を含むおよそ200人が乗り込んでいます。
出国行事では、指揮官で護衛艦「さざなみ」伴昌幸(ばんまさゆき)艦長が出国報告をしました。
護衛艦「さざなみ」伴昌幸艦長
「海賊対処行動ため只今から出国します」
海上自衛隊は海賊対処法に基づき、2009年から水上部隊を派遣して船舶の護衛を始めました。
今回で47回目の派遣となり、これまで延べ約4000隻の船舶を護衛したということです。
乗組員は、家族や隊員などおよそ500人の見送りを受け、アデン湾へ向け出港しました。
乗組員の家族
「無事に帰ってきてほしいです」
「新婚なのでちょっと悲しいです。いろいろ心配の部分が大きいので、無事に帰って来るのを待つばかり」
「さざなみ」は、3月中旬ごろ現地に到着。
その後、およそ4ヵ月に渡り護衛活動にあたります。