広島が誇る名産品の「カキ」。
太田川から豊かな栄養分が流れ込む広島湾では、カキの餌となるプランクトンがたくさん育つため、身が大きく、濃厚な味わいのカキが特徴です。
カキといえば殻付きやむき身で販売されていますが、殻からむき身を取り出すのが手作業というのをご存知でしたか? その作業をカキ打ちといいます。県内でもむき身の生産量が日本で一、二を争う江田島市内には市内各地にカキ生産者のカキ打ち作業場があり、冬には見学や体験ができるところも。カキを購入した際などに体験してみるのもおすすめです。
その方法は
広島では手鉤状の「カキ打ち」という道具を使用。
その刃でカキの平らな面の殻を打ち、穴をあけます。
穴から刃を入れて貝柱を切り取って殻を開けて、カキを取り出します。
カキ打ちをする人のことを「打ち子」と呼びますが、数秒で一個取り出す熟練の技には驚かされます。
初めての人が挑戦すると、穴があかず身を取り出すのに時間がかかったり、身が崩れたりすることも。手間がかかりますが、自分でむいたカキは格別です。
江田島で開かれるカキ祭りなどのイベントでカキ打ち体験ができることも。冬にぜひ挑戦してみてくださいね。