広島県など中四国の4県と日本財団が、瀬戸内海のゴミ対策事業を3年延長することで合意しました。
広島・岡山・愛媛・香川の4県と日本財団は、「瀬戸内オーシャンズX(エックス)」と名付けた プラスチックをはじめとする海洋ゴミ対策事業を 2020年12月から共同で推進しています。
4つの県では 年間388トンの海洋ゴミが発生しています。
これを、おもに公的機関で302トン、「瀬戸内オーシャンズX」で26トンを回収していて、残り60トンは回収できていないことが これまでの取り組みでわかりました。
これを受け「瀬戸内オーシャンズX」では、
▽年間86トンの回収を目指し、
▽実施期間も2028年3月までと 当初の予定より3年伸ばすことになりました。
広島県 湯崎英彦 知事
「今後は回収処理に加えて 流出防止。県漁連等とも連携しながら、カキ養殖資材のゴミとしての発生抑制・流出防止対策を強力に進めていきたい」
広島県では、発泡スチロール製のフロートなどカキ養殖に由来するゴミが大きな課題となっています。
湯崎知事は、すぐに細かく砕けることのない特殊なフロートの活用などに力を入れる考えを示しました。