レポート
2016.12.21

しまなみ海道の絶景スポット「白滝山」

「瀬戸内しまなみ海道」の絶景スポットの一つが尾道市因島にある「白滝山」です。1569年に因島村上水軍の当主が観音堂を建てたと伝えられる標高227メートルの岩山。山頂からは瀬戸内海の多島美の360度のパノラマを一望にでき、夕日の美しさも必見です。

  
ルートは2つありますが、八合目駐車場からは徒歩約10分。山道の階段をのぼって山頂付近まで進むと「観音堂」があります。ここから見下ろす海の絶景も見事ですが、さらに奥に進むとなんと驚きの光景が広がっています。

びっしりと建ち並ぶ無数の大小の石仏が出迎えてくれるのです。その数なんと約700体。「五百羅漢」と呼ばれるこの石仏は江戸時代、一観教の創始者柏原伝六とその弟子たちが作ったもの。「自分とよく似た顔の石仏がある」といわれるほど、大きさやポーズ、表情はさまざま。柔和な顔や厳しい表情など一つひとつがじつに個性的です。

雄大な瀬戸内海と島々をバックに、自然に溶け込むようにしてたたずむ石仏群。何とも言えない不思議な景観を作りだしています。

その五百羅漢の先にある展望台。ここが一番のビュースポットです。目の前には因島大橋、生口橋、多島美などが彩る青い海が広がり解放感たっぷり! 大自然が胸に迫り心癒されます。夕暮れ時には一転、石仏がほのかにオレンジ色に染まり、瀬戸内海が黄金色に輝く幻想的な世界に。移りゆく自然美には圧倒されます。

瀬戸内の絶景を堪能した後は、足元に気をつけて帰ってくださいね。
「白滝山」
広島県尾道市因島重井町
ふもとの表参道駐車場から徒歩約30分、白滝フラワーラインの八合目駐車場から徒歩約10分

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