レポート
2022.09.03

「例年になく小ぶりで高値」 秋の味覚サンマ 

9月になって「食欲の秋」を迎えた広島市の市場を取材しました。

 

秋の味覚を代表するサンマですが、

例年にないほど「小ぶりで高値」の状態が続いています⤵

 

広島市の中央卸売市場です。

 

九州方面から入荷したタコや、近海で獲れたタイやハマチなど、

新鮮な魚介類が次々と仕分けされていました🐙🐟

 

しかし、先日の雨の影響でいつもの活気はないようです。

 

市場関係者
― 水揚げ、少ないですか?
「少ないですね…。きょうは」

 

広島水産によりますと、

2日は山口産のハモが多かったということですが、

市場に持ち込まれた近海産の鮮魚の入荷量は3.3トンで、いつもの平日の半分ほどということです😥

こちらは秋の味覚、北海道で水揚げされた「サンマ」です。

入荷した生サンマは、およそ860尾。

シーズン本番を迎えていますが、

1尾100グラム前後で、細くて小ぶりだといいます⤵

広島水産 田村 大樹 さん
「漁獲量自体少なくなっているが、

ここまでサイズが小さいのは初めてです」

 

サイズが小さいことに加えて、

漁獲量自体も減っていることで、

値段は5年前と比べて3倍ほどになっているということです。

 

田村 大樹 さん
「このサイズが続けば、かなり厳しいシーズンになるのではないか。

9月に入ってもこの魚を見たら『生サンマ』と言わない。

例年はこの入荷量では足りない。

(ことしは)この入荷量で十分、間に合っている」

 

水産庁によりますと、

今シーズンの日本近海に来るサンマは、

依然として低い水準が続く見込みだということです。

 

 

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