福山市鞆の浦の風物詩「観光鯛網」が始まるのを前に、
準備作業が佳境の地元漁師さんたち。
産卵期を迎えた鯛を複数の船で追い込む、全国でも珍しい400年の伝統の漁法です🎣
船団長(鞆の浦漁業協同組合 組合長)羽田幸三さん
「400年の歴史があって、日本で観光鯛網が残っているのはここだけ。人力だけで40人近い人間をつかってやる」
この鯛網漁、今年はちょっと様子が違います。
福山観光コンベンション協会が公募した一般市民「鞆の浦鯛網くらぶ」のメンバーです。
伝統の漁法を学ぶだけでなく、期間中に訪れる観光客の手伝いなども担います。
鞆の浦鯛網くらぶ メンバー
「鯛網漁がんばるぞー!」
「昔からの行事に参加できることを楽しみにしています」
「ちょっと緊張しますけど、力に自信があるので頑張ります」
伝統の鯛網漁も、高齢化などで人手不足が深刻に。
今回は鯛網くらぶ35人が漁師に習い、本番に臨みました。
船団長(鞆の浦漁業協同組合 組合長)羽田幸三さん
「もうあげぇや!早う上げにゃ下にひっかかるぞ」
「市民の方みんなの力を借りながら福山市の文化の財産として残していけたら」