近年、数が減ってきているウミガメ。
その赤ちゃんの保護に取り組んでいるマリホ水族館で、館長の宇井賢二郎さんにお話を伺いました。
今、宇井さんが手塩にかけて育てているのが、小笠原の海で生まれたアオウミガメの赤ちゃん。
まだ生後10か月ほどです。ウミガメは生まれたときは非常に弱く、外敵に襲われやすいそう。
マリホ水族館では、そういった時期に飼育し、大きくなった1年後に海に返しています。
なぜ小笠原から遠く離れた広島の水族館で❔
実は全国の水族館が協力し合って、このような取り組みが行われているそうですが、宇井さんは心配事もあるとか。
それは、ウミガメの健康面です。
「海に返すときは、まだまだ小さな個体ですからね。あと、あまり人慣れしてしまうのも怖いな、というのもあります。でも、彼らの本能がしっかりと戻ってくることを祈るしかないです」
この夏は、マリホ水族館から2匹が海に帰る予定(8月23日に無事小笠原の海へ帰りました!!💞)
宇井さんたちに愛情いっぱいに育てられ、体力を付けたウミガメの赤ちゃんたち。きっと、故郷の海で元気に育っていってくれることでしょう。👋