今回は「減少するアサリを復活させた漁協」をご紹介。
各地で潮干狩り場が減少する中、
尾道市の向島町漁業協同組合では、アサリの復活に成功しました。
1988年に広島県全体のアサリ漁獲量の8割にあたる1746トンを超えていた
尾道産のアサリですが、2014年には20トン以下に激減。
一時は潮干狩りの停止に追い込まれました。
そこで漁協が始めたのが「育てる」漁法。
尾道産アサリの親貝に産卵させ、生まれた稚貝を水槽で成長させることで
チヌやエイなどの食害から守っています。
この取り組みには地元尾道中学校・高等学校の科学部の生徒が
手伝いと研究を行っています。
アサリと未来の海を担う子どもを共に育てていきたい、それが漁協の願いです。