広島の名産 牡蠣🦪
地元ではよく知られていますが、意外に知られていないのが、おとなり岡山県での牡蠣養殖。
中でも笠岡市北木島では、これまでにない新しいタイルの牡蠣養殖が始まっています。
まず海上から見た景色の違い。牡蠣いかだが見当たりません❗❗
見えるのは、ブイとロープと黒い箱状のバスケット。
養殖業者 勇和水産の藤井さん親子にバスケットを専用の機械で引き揚げてみてもらうと・・・
バスケットの中には、大きく育った牡蠣が🦪
これまで牡蠣いかだを使用し、垂下式で牡蠣を養殖してきた藤井さんですが、ヨーロッパやオーストラリアなどで編み出されたバスケットを使用する牡蠣養殖を導入。
量より質にこだわった牡蠣養殖を目指します。
バスケットの中で牡蠣は回転し、牡蠣同士がこすれあうことで、形が良く、フジツボや藻などが牡蠣殻につきにくく、商品価値が向上すると同時に、水揚げ後人手をかけてきれいにしていた作業が省けるといいます。
そして何より、牡蠣フロートや塩ビパイプを使用しないため、環境負荷が従来に比べ非常に軽いといいます。
「ヨーロッパなど海外での商談では、まず質問されるのが、牡蠣がどのような環境で、どのような生産をされているか?」だといいます。
海の環境に配慮して生産された牡蠣であることが取引の条件になるのです。
持続可能な養殖を目指す中で、合理化や効率化と、商品価値向上、そして海の環境維持これらをすべて両立させようという試み。
中東のコンテストなどで高い評価を得ている勇和水産の新しい牡蠣養殖のスタイルに、全国はもちろん、世界が注目しています。