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2024.12.20

国内唯一の手作り櫓職人 瀬尾さんの仕事への情熱に❗

かつて、手漕ぎの和船には不可欠だった「櫓」。

 

動力船が主流になったことで減少、さらに櫓自体の素材もプラスティックに。。

今や、日本国内で木製の櫓を手作りできる職人は、尾道市向島で櫓を作り続ける 瀬尾豊明さん82歳ただ一人になってしまった。

 

今も全国から、木製の手作り櫓を求めて、注文が相次ぐ。

これまで何人か弟子入りした人もいたが、長続きはしなかったという。

 

長崎市の漁師 山田富雄さん70歳も、瀬尾さんの櫓の熱烈なファンの一人。

決して安くはない手作り櫓だが、他には代えられないという。

 

風を見ながら櫓を漕ぎ進むスピード感が、動力船では味わえない魅力があるという。

子供のころ父から教わった憧れの櫓にこだわり続け、「これは自分の趣味だ」という。

向かい風の時には強く漕がねばならない。そんな櫓に、人生を重ねる山田さん。

 

孤高の職人であり続ける瀬尾さんも、最近は「あと何年続けられるか?」と自問する日々。

 

ただ、仕事にかける情熱は微塵も失っていない。

 

今日できることは、今日一生懸命やって」

「今日できんことは、明日できなくても仕方がない」

 

 

今日、自分にできることを精一杯取り組む—

そんな当たり前のことを当たり前にひたすら続けてきた。

 

 

日本最後の手作り櫓職人が仕事に向かうその眼はまだ輝いている。

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