今回ご紹介する海魅人は、広島市西区にある科学実験教室「ラボ・オルカ」に通う、広島学院高校1年生の田上福人さん・加納怜さん・石川直太郎さん。3人は中学1年生からチームを組み、命のゆりかご“干潟”の研究をしています。取材当日は干潟でのカニの研究に密着しました。🦀🦀🦀
瀬戸内海は干満差が4メートルもあり、海に繋がる河口の干潟は生き物を観察するには絶好のスポット。太田川放水路の干潟には30種類ほどのカニが生息しているそうです。
3人に干潟の研究の面白さについて聞いてみると、田上さんは「カニを探すのに、干潟を掘って見つけた時の感覚が楽しい」。加納さんは「河口の干潟に、時間によって海の方からも水が流れてきたりすることに興味を持った」。石川さんは「カニが進化して陸上に上がっていく過程で、エラを減らしたりするところが魅力的」と話してくれました。
田上さんたちは、49種類のカニを採取して乾燥への耐久性を研究し、数々の科学賞を獲得したことも!「今の研究のノウハウを生かして、研究者を目指そうと思っています」と加納さん。彼らの、これからの活躍にも期待したいですね。🏆🏆🏆