今回の海魅人は宮島水族館の専門員、沖幸祐さん。
瀬戸内海を中心に350種、1万3000点以上を展示している
宮島水族館で働く沖さんによると、瀬戸内の海が変わってきているとのこと。
温暖化によって昔いなかった生き物が増えてきているといいます。
最近増えてきたのはナルトビエイやゴンズイ。
ナルトビエイの食害に悩まされるのが瀬戸内海のアサリ。
鼻先で海底を掘り、大きな歯で貝がらを割り、アサリを食べてしまう
ナルトビエイの食害は広島県をはじめ各県で問題化しています。
原因として考えられるのが海水温の上昇。
ここ40年で海水温は約1℃上昇したというデータがあります。
宮島水族館ではそんなナルトビエイも飼育。
展示することで海の現状について知ってもらい、
海に関心を持つきっかけになって欲しい、と願っています。