今回の海魅人は広島湾七大海の幸の一つ、アサリを広島市内で再生させる波田輝明さん。
「広島湾七大海の幸」とは、メバル、コイワシ、オニオコゼ、アサリ、クロダイ、カキ、アナゴ。
広島市がブランド化し、広めています。
その中の一つ、アサリを再生させるのが井口漁協の組合長を務める波田さん。
昭和50年頃から水揚げがほぼゼロになった広島市西区八幡川河口のアサリ。
海水温があがり、エイが増えたことによる食害が原因とみられています。
波田さんは食害を防ごうと海底に防護ネットを張り、定期的な清掃を繰り返し、アサリが育つ環境づくりに取り組んでいます。
今では順調にアサリが増えてきましたが、まだ家庭の食卓に並ぶほどの量は確保できません。
もっと多くの方に干潟の大切さを知ってもらおうと潮干狩り体験なども実施している波田さん。
漁業にもっと興味をもってもらうためにもアサリ再生の活動を続けていくそうです。