ぶら島太郎ことミサイルマン西代洋が海の魅力を知る人を「海魅人」として訪ね、
海の素晴らしさを再発見するコーナー。
今回の海魅人はさとうみ科学館の学芸職員、平山良太さん。
廃校となった小学校を活用した学習交流館、さとうみ科学館で生き物の研究をしています。
その中でも江田島が希少な生息地と言われているのがカブトガニ。
カブトガニの血液はヘモシアニン(銅イオン)を含み、酸素と結びつくと青く変色します。
そしてこの青い血液から作られるLAL(ラル)が、細菌の検出をはじめ医療分野で役立っているといいます。
約2億年生き抜き「生きた化石」といわれるカブトガニですが、
自然界で1万個の卵から成体まで残るのはわずか1~2匹といわれています。
さらに護岸整備で干潟が失われることで成長が阻害されたり海水温などの海環境が変化したりすることで
個体数が徐々に減りつつあります。
平山さんは海について子どもたちに伝えながら海への意識を高めてほしいと考えています。