江戸時代からの町並みの残る福山市の鞆地区が、国の重要伝統的建造物群保存地区=重伝建に正式決定しました。
先月28日付けで官報に告示され、国の重伝建への選定が正式決定しました。
選定されたのは、福山市の鞆地区で、江戸時代からの建物が集中している、およそ8・6ヘクタールのエリアです。
選定の理由は、「江戸時代からの伝統的な町家や寺、港湾施設などが一体となって良好に残されている」こと。
そして、「瀬戸内の港町としての歴史的な趣をよく伝えていること」と、しています。
選定されたことで、今後、国が修理や防災の面で町並み保存を支援するほか、
全国的な知名度向上といった効果も期待されています。
鞆地区の重伝建選定に向けた動きは1975年に始まり、およそ40年越しにようやく実現しました。