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断崖の上にたつ阿伏兎観音

福山市、沼隈半島の南、阿伏兎岬の先端に「阿伏兎観音(あぶとかんのん)」が鎮座しています。992年、花山天皇により付近の海の航海の安全を願って創建されたもので、16世紀に観音堂が毛利輝元によって創建されました。

この観音堂、驚くことに海に突き出したような急峻な岩肌の上に石垣を築いて鎮座しています。海の輝きと荒々しい自然にそびえる朱塗りの観音堂の凛としたたたずまい。この美しい景観は、安藤広重(歌川広重)の浮世絵や志賀直哉の「暗夜行路」などにも紹介されているほどです。

観音堂は外からの光景も見事ですが、もちろんお参りすることもできます。このお寺の名は磐台寺(ばんだいじ)で、臨済宗です。まずは社務所で拝観料を納めて客殿の裏手にまわりこむと、観音堂へ続く朱塗りの柱に囲まれた細い階段が。そこを上って観音堂の外側の欄干に出ると、床板が外側、海へ向って少し斜めになっているではありませんか。恐る恐る観音堂の先まで進んで下を見るとそこは波しぶきが打ち寄せる断崖絶壁。スリル満点で思わず足がすくみます。

勇気をもって顔をあげてみましょう。目の前には瀬戸内の島々と四国の山並みが一望にできる絶景が広がっています。スリルも吹き飛ぶこの光景、ぜひ一度は目にしたい名所です。

本尊は海中から引き上げられたという観音像で、海の安全や子授けなどにご利益があるとか。今では安産、子授けの祈願も多く、お堂の中にはおっぱい絵馬がたくさん奉納されています。

住所 福山市沼隈町能登原阿伏兎

拝観時間 8時~17時

休み 無休

大人100円、小学生50円

磐台寺観音堂 084-987-3862

イベント名断崖の上にたつ阿伏兎観音
場所福山市沼隈町能登原阿伏兎
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